ライチ苗木の代表品種を一覧にまとめました|鉢植えライチの育て方

果樹・家庭菜園
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生ライチ(not冷凍)を食べたい→よし、苗木育てよ。

ライチ。漢字で書くと「茘枝」。
つい最近まで、ライチの苗を探していました。

最近息子と一緒に果樹栽培に興味を持ち始めて「あれを育ててみたいね〜、これもいいね!」みたいな話でキャッキャしているのですが、ふと、「THE 南国フルーツのライチが日本でも育てられるらしい」というのを知りまして。

著:米本 仁巳
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こちらの本を見て、鉢植えならできるのかな?と。

ちなみにこの本、良著でした。
ライチを育てるのにあたってトロピカルフルーツの本を参考にしたけれど(それでもトロピカルフルーツ栽培の本自体少ない)、個人的に一番しっかりした内容かなと思っています。
トロピカルフルーツ個別のページはそれぞれ4ページ程度だけれど、トロピカルフルーツ全般の用土、剪定等の説明が専門的でよかった。オススメです。

そして調べてるうちに知りましたが、日本で口にするライチはほとんど冷凍モノ。
コストコで生ライチが販売されている時期があるそうなのだけれどまず見かけない。
けれども生ライチは冷凍ライチと別物でとっても美味しいのだそう。

なんと、魅力的!

世の中には私の知らないライチの世界があったんだなって。
知ってしまったからには生ライチを食べてみたいじゃないですか〜。

ということでライチの苗を探してみたのですが…ライチの品種って100種類以上あるの。
ネットショップで販売しているライチ苗の品種も複数あって、どれも初めて聞く名前だらけよ。
他の果樹と違って情報も少なかったので情報収集が他の果樹より大変で大変で…。

せっかく苦労してライチのことを知ったので、ライチの品種の比較をここに載せておこうと思います。

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販売されているライチ苗木の代表品種一覧

実際に食べたことがないのでネットの情報を寄せ集めてまとめただけになってしまうけれどライチ苗木の品種一覧です。
サイトによって表現が違ったり違ったりしたりして、ざっくりしたまとめということでご了承ください。(情報の正確性もしっかり保証できないところです。)

黒葉玉荷苞糯米ジャカパット島津
収穫時期7~8月7~8月8月上旬~中旬7~8月頃 7~8月頃 
あっさり
濃厚な甘さ
果汁が多く甘いモチモチ食感
果汁が多く甘い
ジューシー
甘さ酸味のバランス良
甘い
甘さ10度程度15〜20度程度20度程度16度程度20度程度
果実の
大きさ
中実大実中実大実大実
特徴収穫量多い香り高く果汁多い果肉が白い大実で食べ応えあり糖度が高い
信憑性は保証しかねるライチ苗木品種一覧。

一度これらの種類を食べ比べてみたい。
ライチを食べ比べに台湾旅行に行きたいな。

さて!それぞれのライチ苗木品種の説明です。

黒葉

苗木部 by 花ひろばオンライン
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日本で食べるライチはコレ。
他のライチと比べると味はさっぱりめという声が多かったかな。

量産性で育てやすいのは魅力的だったけれど、食べたことのないライチを育てたかったので今回黒葉は候補になりませんでした。

玉荷苞(ぎょくかほう)

ネットでライチ苗木の販売が多かったのがこの玉荷包
グリーンライチやドラゴンライチとも呼ばれて、中国産は妃子笑(ヒシショウ)、台湾産では玉荷苞と呼ぶのだそう。

大きめの果肉で味が濃いめ。果汁たっぷり。台湾でも流通量が少なめで希少な人気品種らしい。

玉荷包を購入しようかなと思ったのだけれど、『自家結実性ありなので1本でOK!』という販売店もあれば、『1本でも大丈夫だけれど収穫量は少ない、隔年結果性が強い品種』とか『受粉樹に黒葉推奨』などあったので、「う〜ん」と悩んだ末購入は見送り。

糯米ライチ(ノーマイチ)

糯米ライチは餅米ライチという意味。
餅米という理由は、お餅のようにモチモチとした食感だからとか、種が餅米のように小さいからなのだとか。

現地でこの糯米ライチ(ノーマイチ)を食べたレポートの評判は良く、

モチモチで濃厚な甘さ!
種が小さく、果汁は多いけれど垂れないので食べやすい。
シーズンが短く台湾などでも希少かつ高級品。

などなど、その美味しさにファンも多い様子でした。

ジャカパット

ライチの王様・皇帝と呼ばれるジャカパットさん。

大きめの果実で大実系。だけれど種が小さく食べ応えがあるジャカパットさん。

甘さと酸味のバランスがよく、タイなどでは他のライチよりも高価なのだとか。
今回は購入しませんでしたが、実つきが良く、大実なのは良いなと思います。

島津 (しまづ)ライチ

これです、この「島津」ライチ苗木を購入しました。
購入の決め手は日本での栽培歴が長いので栽培しやすいかなと。
1830年頃、江戸時代後期に薩摩藩で栽培され始めた日本のライチです。

島津ライチは糖度も20度程度と高く、果実も綺麗なピンク色で見栄えがいいなと思い購入することにしました。

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その他のライチ

あとは気になったのはこのあたり。

  • クェイメイ・ピンク:香り強く糖度も高いライチ。収穫量が多いのも魅力的。
  • モーリシャスライチ:糖度が高く大玉。暑さに強く栽培しやすいらしい。

実際にライチの種類ごとの食べ比べどころか生ライチを食べる機会がないので、情報の比較だけで育てるライチの品種を選ぶのは難しいですよね。
熟考の末、今回は「糯米ライチ(ノーマイチ)」と「島津ライチ」苗木を購入することにしたのでした。

<ライチの栽培記録>

ライチ苗(ノーマイチ・島津)を鉢へ植えつけた記録|鉢植えライチの育て方

【ライチ栽培】ライチの葉が枯れる・葉が茶色くなる症状の解決策を考える。